



WHAT IS THE YAMADA FESTIVAL?

岩手県下閉伊郡山田町で毎年9月に行われる「山田祭り」は、町全体が熱気に包まれる秋の一大行事です。山田八幡宮例大祭と大杉神社例大祭の二つの祭りを中心に、3日間にわたって神輿や郷土芸能が町を駆け巡ります。町民にとっては「お盆よりも大切」と言われるほどの存在であり、震災からの復興を象徴する祭りとしても広く知られています。
このページでは、山田祭りの由来や魅力、見どころをまとめてご紹介します。
源義経の家臣で、平泉で討ち死にした佐藤継信を祀るとされる歴史ある神社で行われます。祭りの目玉は神輿渡御と郷土芸能の奉納。八幡大神楽の勇壮な太鼓、八幡鹿踊の躍動感あふれる舞、境田虎舞の迫力ある演舞が、町中に響き渡ります。神輿が町を練り歩き、伝統芸能が連なって披露される姿は、まさに「地域の誇り」を体現しています。
「網場大杉(あんばさま)」と呼ばれる漁業の神を祀る大杉神社では、漁師町・山田ならではの勇壮な行事が展開されます。最大の見どころは、神輿を海へと担ぎ入れる「潮垢離(おしおごり)」。神輿が波をかぶりながら進む光景は圧巻で、担ぎ手の気迫と観客の歓声が一体となり、海とともに生きる山田町の精神を象徴しています。夜には提灯を灯した神輿が幻想的に揺れ、昼間とは違った表情を見せてくれます。
山田祭りの大きな魅力は、勇壮さと地域の絆が凝縮された空間にあります。
また、2024年には神幸行事が岩手県の無形民俗文化財に指定され、伝統行事としての価値が一層高まりました。
山田祭りを訪れるなら、ぜひ以下の場面を見逃さないでください。
昼と夜で異なる雰囲気を楽しめるのも、山田祭りならではの魅力です。
山田祭りの歴史は古く、江戸時代から続くといわれています。五穀豊穣や大漁祈願、安全祈願を込めて行われてきたこの祭りは、時代を超えて地域の暮らしに寄り添ってきました。
そして、東日本大震災によって甚大な被害を受けた山田町において、この祭りは「復興の象徴」として新たな意味を持つようになりました。神輿を担ぐ姿や郷土芸能の響きには、「山田は負けない」という地域の強い思いが込められています。
山田祭りとは、海とともに生きる町の歴史、誇り、そして人々の絆を体感できる祭りです。勇壮な神輿渡御、海に入る潮垢離、迫力満点の郷土芸能。どれも一度見れば忘れられない光景ばかりです。
観光として訪れる人にとっては、ただの祭りではなく「地域の魂」に触れる特別な体験になるはずです。もし岩手県を訪れる機会があれば、ぜひ山田祭りに足を運び、その熱気と感動を全身で味わってみてください。

一般社団法人 山田町観光協会 事務局
〒028-1311岩手県下閉伊郡山田町大沢2-1-6
TEL:0193-65-7901 FAX:0193-65-7902
[営業時間] 8:30~17:30 [定休日] 毎週水曜日
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